東洋のガラパゴス「西表島」
西表島は、沖縄本島、石垣島よりも更に南に位置し、気候は温暖な亜熱帯海洋性気候。これはまさにパイナップルの生産に適した土地です。島の90パーセントが亜熱帯の自然林で覆われ、太古から変わらない自然の姿を残しており、東洋のガラパゴスとも言われています。そのため、西表ヤマネコを始め希少な動物たちも多く生息し、海・山・川が身近にあるなど、島は動植物達にとって楽園でもあるわけです。
西表島を開拓した
祖父から受け継ぐ農園
ファミリー農園は、1948年に宮古島より西表島開拓として移民してきた先々代が開拓し、土地を切り開き農業を始めて今に至ります。当時は、主に缶詰などの加工用のパイナップルを生産していましたが、現在では、品種改良が進んだことにより、食味がとても良くなったことで生果用のパインの栽培を行っています。代々60年以上栽培をしてきた経験を基に、美味しいパイン作りを目指しています。
当代の根間さんは元々内地で仕事をされていましたが、やはり島が懐かしく西表島Uターンし家業を継がれています。
「先代方が築き上げてきた島の伝統産業でもあるパイナップル生産を担っていき、多くの方に西表島のパイナップルを食べて頂けることが私の夢でもあり、お客様の笑顔が一番の励みです。」
この想いを胸に、皆様に美味しいパイナップルをお届けしています。
大自然の力を吸収したパイン
ファミリー農園では、土地に負担をかけないように栽培を行うため、収穫が終わった圃場は数年休ませ、しっかり休ませた土地でパインを育てています。休めることで、栄養分をたっぷり蓄えた土地では、パインはストレスなく生き生きと育ち、大きく甘みのある実になります。また、農薬等は必要最低限の使用にしています。
とにかく、パインにストレスなく栽培すること、そしてパインが育つ基盤である土壌作りを大事にすることを意識して日々の生産に取り組まれています。
春を告げるピーチパイン
ピーチパインの出荷は4月から始まります。一般的には4月中頃から下旬あたりがスタートですが、ファミリー農園では早ければ3月の下旬頃から出荷が始まっています。
ピーチパインが出だすと、いよいよ本格的に春を感じられるわけです。
このピーチパインは、沖縄が原産です。沖縄の気候、土壌など、その環境にあわせて品種改良がなされ、主に西表島や石垣島、そして本島の一部で栽培されています。
果実は大きくはないですが、ピーチと名がつく通り、フワッと香り立つピーチパインの香りは、それだけでも嬉しくなってしまいます!また、糖度も十分、とても甘いパイナップルです。果肉は白く、食感は柔らかで果汁がたっぷり。芯だって食べられます!
まだまだ、ピーチパインを知らない方も多いようですが、一度食べるともう虜になること間違いありません。
南国沖縄の更に南に位置する、温暖で大自然溢れる西表島のピーチパインを是非お楽しみ下さい!